MORE THAN BASKETBALL

全ての道はバスケに通ず

読書の仕方について考える

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好奇心が旺盛な人や勉強への意識が高い人は皆読書をしていると思う。私もその一人だと思うし、社会人になってから約3年間毎年50冊くらいは読んでいる。この数が多いか少ないかは誰と比較するかによるが、ここでは冊数は問題としない。今日のランチタイムにふと思いついた本の読み方を提案したい。

それは、「トピックを学ぶための読書」だ。

そんなの当たり前ではないかという人は多いだろうが、私はこれが出来ていないことに気づいた。3年間の読書を振り返ってみると、50冊の中でトピックがバラけすぎてしまっていて、何も定着しないまま右往左往しまっている。

それゆえ読書が仕事や日常生活で活きているかが、いまいち実感が沸かない。私は読んで面白かった本を他人に勧めたりするのだが、その際に上手く伝えることが出来ず、もどかしい思いをする。それに上手く伝えられないということで、その知識が自分のものになっていないということを思い知る。

経営者や社会的に地位や名声がある人の中には、多忙にも関わらずあらゆるジャンルの本を100冊以上読んでいる人もいたりする。しかし、それは今までの勉強量や人生の経験があるからこそ、スピーディにかつ的確に理解できるのであって、全ての人が出来るわけではない。社会に出て2〜3年足らずの私についても同様のことが言える。読書経験の浅い人にとっては乱読よりも、少ないトピックに絞って読んだほうが、より知識も付くし、自分の読書スタイルも確立していくことが出来る。

上記を踏まえて、今年は読書の方法を変えてみたいと思う。具体的には、

「トピックを10つ決めて、それぞれに関連する本を5冊ずつ読む」ことだ。

これは読書習慣がまだ見についていない人にも強くオススメする。新年の目標として、1年で50冊の本を読むという目標を立てた人は少なくないだろうし、もしかしたら何年も続けて同じことを言っている人と思う。読書の習慣が身につかない一つの理由として、基礎知識が全くない領域に手を出しすぎることがあると考える。そうなると理解するまでのハードルが高くなってしまい、結局きちんと理解出来ず、新品のままBookoffに持っていく羽目になってしまう。同じトピックに関する本は、必ず共通点がある。だから、自分が持っている知識をベースに次の本の知識を積み上げていくことが出来る。

「トピックを強く意識して本を読むこと」だ重要。

正直、読む冊数に意味は全くない。読書の先にある目的(そのトピックに付いて学ぶこと)をどれだけ強く意識するかが読書の価値を大きく変えてくれるのだ。

このやり方って本来は当たり前のことだと思うし、何当たり前のこと言ってるんだと思われるかもしれない。学校のカリキュラムも例外無くそのように組まれているはずだ。でもこれを実践している人は少ない。読書のやり方さえ身に着けることが出来れば、リカレント教育なんて言わずに、独学で必要なこと・学びたいことを身に着けることが出来るはずだ。そうなってくるとやはり重要なのは言語力や論理的思考能力という基礎に行き着いてしまう。バスケで言うとドリブル・パス・体力、コンピュータでいうとOSに当たる部分だ。それを鍛えるにも結局は、読書ということになるだろう。つまり読書を習慣化し、繰り返すことで知識も付くし、知識を付けるための基礎力も伸びていく。だからこそ、ウォーレン・バフェット氏が言うように「知識は指数関数的に伸びていく」のだろう。

その最初のステップとして、「トピックを選ぶこと」が重要だ。本を選ぶのはその次。

 

おわり